6/23 応急救護の授業 三時間連続。
兎田の学校では、応急救護の授業は三時間で、あさイチから昼までかかりました。
指導員さんには、早めに済ませた方がいいよと言われていたので、仮免を取ってすぐに予約を入れていました。
応急救護とは、事故が起きた時に、適切な救護を行わなくてはいけないので、そのやり方を学ぶ授業です。
応急救護の授業の服装は、事前に指導員さんから体を動かすので、スカートやワンピースはNGで、絶対長ズボンを履いてきてくださいと言われました。
個人的に思うのは、かがんだり転がったりもあるので、上は捲れても大丈夫な感じにした方がいいかと。胸元が空き過ぎてるのも見えちゃうかもだから気を付けた方がいいですね。
下は体重がある方や皮膚が弱い方は厚手なパンツにした方がいいです。
膝立の状態が多いので、膝が擦り剝けました。
意識して、夏なのに厚手の裏起毛パンツをはいてったのに。あと動きやすい余裕あるパンツがいいかと思いますね。今思えば膝サポーター付けてりゃよかったよ。
思ってるよりも激しい授業です。
この授業、色んな意味でかなりきついという噂を耳にしていましたが、本当にかなりきついです!
特に体力。本当にこっちが死ぬ。
自動車学校に40歳で入って、入るんじゃなかったと後悔したのがマジでこの授業だけかも…地獄の指導員の時ですら、登校拒否にはなりかけたけど、入ったことを後悔、はなかったんだけど、これはあった。
何故かというと、自分の体力や体型(肥満)や持病など踏まえて、現実的にやれない授業だったからです。
兎田の体のキャパを超えていました。
結果、ケガをしてしまいました…。
正直、その時点で自分にはやれない、できないというべきでしたが、この授業三時間の内どこかで退室してしまうとか二時間しか受けないとかだと、またやり直しになってしまうので、言い出せませんでした。
でもさすがに最後はできないと言いましたが…。痛みがあったので。
なので、年齢問わず、体力の凄くない方や、なんていうか…未病?みたいな、キャパ越えたら発動するみたいな方は気を付けた方がいいです。
例えば体の一部を欠損しているとか、授業前にケガをしているとか、学校側が認めた場合は見学ができると思います。
ネットで調べたら、骨折をしてる人とか、病気?でカツラを被っている方が周りにバレたくなくて相談したら免除してくれたって話を読んだので、不安な方は先に相談しておくといいと思います。
兎田は、外科的に持病というか、後遺症があるのですが、無理しなければ腰痛が悪化したくらいの話なんですね。
なので、迷惑かけるし、そんな激しくないだろうと思って、学校側には言わずに受けてしまったんです。
その後にも響いてしまったし、あーこういう人間は免許取っちゃいけないのかも…人助けすらできない…とメンタルがどん底になりました。
とりあえず、授業の流れを。
登校したら、応急救護では車に乗らないので発車券は出さず、受付に応急救護の授業を受けに来たことを伝えます。
すると、教習原簿をくれるので、持って指定された教室に行きます。
授業の時間割はこんな感じ。
一時限目 座学
二時限目 心臓マッサージと人工呼吸、グループで助けるまでの寸劇を行う。
三時限目 倒れた人を移動させる技を実際練習、事故の動画を見る。
教室に行くと、またも一番乗りでした。
そのあとすぐ、50代くらいの男性が一人入ってきました。挨拶するとしてくれました。
次に女子大生が一人、その後にもう一人。
最後に兎田と同年代の女性が一人。合計五人で授業を受けることとなりました。
指導員さんが入ってきて、まず出欠をとり、原簿を回収し、教科書を配ります。
まずは教科書を読むのですが、なぜか、学校の国語の授業のように音読させられました。
皆恥ずかしそうでした…しかも端から順に当てられたので、兎田は三人目で、残りの2人は免れました。
兎田の読む部分は最後だったのですが、「業務上過失致死」で噛んでしまったうえ、その文章が事故で娘を亡くした親の手記だったので、最後めちゃ感情的な文章になっていて、「成人式も結婚式も永遠に迎えることができない…」「あまりに…むごすぎる…」とかで、ちょっと読みにくかったです。
この年になって皆の前で音読…。
しかし!なぜこういうスタイルにしたか、わかる気がするのは、その後寸劇をしなくてはいけないので、初めからこういう皆の前でやることに慣れさせておくためかなと。
その後、教科書を見つつ、応急処置の動画を見ました。
指導員「あとでこの通りに一人ずつやってもらうから覚えておいてね」
マジかーって思いました。
座学が終わると、休憩です。
終わると、別室に向かいます。
そこで目にしたのは二体の人形JAMYです。
この人形をけが人として、色々とやっていくのです。
JAMY購入できるんだ…一般に向けて売ってるとは。
|
その教室は他の教室と違って土足厳禁で、絨毯が引かれていました。実際に処置を行う時に床に座ったり、膝立になることへの配慮みたいです。
まず再度教科書で説明されたあと、2グループに分けられました。
兎田は偶然大学生の方に座っていたので、若い子グループね、と若くないのに入れられました。いや、40代50代グループに入れて!!と本気で言いそうでした。
しかし、実は体力があるのは年上グループの方で、年下グループは兎田もダメ、もう一人の子もダメでした。もう一人はさくさくやれてましたが。
ここから、ガチの体力勝負になっていきます。
まず寸劇をします。
JAMYの周りに車などいて危ないくないか確認したあとしゃがんで、トントンします。
兎田「もしもしー!大丈夫ですかー!意識がない!誰かきてください!」
女子大生二人来る。
兎田「あなたは119番通報をしてください、あなたはAEDをもってきてください!」
女子大生「わかりました!」
呼吸があるか確認し、心臓マッサージと人工呼吸(これはふりでよい)を繰り返し、AEDがきたら、一人と交代してもらい、AEDの用意。
心臓マッサージをやってもらいながら、パッドを貼り付けます。
AED「離れてください!」二人が離れて、またマッサージ、というのを三人が主役バージョンで繰り返し。
全員OKが出たら、次はJAMYを移動させたり、いい感じの体位にしたりする練習。
これは実際の人間同士でやった方がいいらしいんだけど、未だコロナもあったし、男性もいたしで、JAMYが活躍。
けど、それで兎田は…
で、そのあと、事故現場でどういう活動がされているかの動画を見て授業はおしまい、解散でした。
この兎田ケガ事件のあたりの詳細は身バレ防止と、学校側が悪い話ではないので、有料記事の中で書きます。
自動車学校内で事故やケガが起きた場合の対処なども。
無料分まででおおよその応急救護の授業の詳細は書いたので、兎田が一体何をしてしまったのか、JAMYとの関係は!?が知りたい方はどうぞ。
また、兎田の後遺症なども書いていくので、何を持ってるとこの授業が危ういのかも書いていきますね。
めちゃくちゃ恥ずかしい話ですけども…