とうとう!!とうとう!!!
兎田の自動車学校生活にも終止符が…。
8/2 終了検定の日です。
あー寂し過ぎる。兎田はもう色んな感情が入り混ざって泣きそう。
卒業検定では、技能の試験を受けます。
まず、路上をやったあとに場内に戻り、縦列駐車もしくは方向変換を行います。
それで試験は終わり。
うちの場合は合格者は学科試験もありますが、兎田は事前に合格しており、技能の試験だけです。
試験の日は、学校に8:10集合でした。朝早いね…
今まで仮免の試験の時は二人だったので、受ける人が五人もいたのは驚きでした!
その時は大学生がテスト期間で人が少ないはずなのに、兎田以外は全員大学生っぽくて、男性三人、女性二人でした。
全員がATだったので、単純に二組に分けられました。
男性二人と兎田、男性一人と女性一人のチームです。女性と二人じゃだめなの!?って思いました。
複数人でやる授業はほぼ女性とだったので、何か緊張しちゃいました。
仮免と同じように、減点などの説明があって、コースをチェックします。
女性二人は1コースで、縦列駐車をやることに。男性は2コース(方向転換)、うちのチームは三人なので、3コース(縦列駐車)の人。
その日の検定員さんは、いつも良くしてくれる方で、細かく丁寧に教えてくれる。
試験もこの道のここでは、こういうミスをすると減点、ここは入る車線を間違えないように、などなど。
初歩的なことだけど、発進時の五点確認忘れ、それは縦列駐車の時も出る時はしなきゃいけないから忘れずに!とか。
質問はありますか?もうこの教室でしか質問は受けれませんよ。と。
誰も何も言わないけど、兎田だけ質問!
兎田「駐車の時ハザードは自分でやりますか?」
検定員「こちらで行います」
兎田「縦列駐車の時、中に入れたあと、停車の措置をしますか?」
検定員「しなくていいけど、パーキングには入れて出る時は五点確認」
お礼を言ってにっこりしてると、他の人は~?というも誰も何も。
〇〇君大丈夫?とか聞かれても、っす…みたいな。
じゃあ準備できたら一番の人と二番の人を呼ぶねーと。
検定員「兎田さん。縦列の時のハンドルどうするか覚えてる?」
兎田「はえっ!?縦列すか!?えっとー真っ直ぐー左ー右、右にしたまま出る!?」
検定員「合ってる!路上のあとだから忘れないようにね!」
気を遣ってくれてありがとうございます!!
他の生徒さんがちゃんとしてるからか、兎田は問題児かな?結構気にしてくれて、助言もこそこそしてくれて。
うちのチームは三人だけど、コロナの影響も未だあるからか、車には三人乗せないそうで。コロナ前は後ろに二人乗せて、交代して交代してってやってたそうなんだけど、今は三人目だけロビーで待ち。
2チームなので検定員さんが二人必要なため、説明してくれた方が兎田チーム担当で、いつも見きわめなどでお世話になっていた検定員さんが2チーム担当に。
その検定員さんが、他の検定をやってるそうで、2チームは教室で待機。
兎田チームは先に始めることに。思ったより受ける人がいたのかな?
二人目の男子大学生と、二人で検定員さんのあとをついていき、発着所で待ちます。
仮免の時と同じく赤い三角帽子の検定車が目の前に。
兎田は一番!ドキドキしながら、後ろチェック、前チェック、乗り込んで、かざみし。
検定員「ここからは質問や雑談などはできません。交代する場所は指示します。〇〇までは検定と見なさず、慣らし運転とします。好きなタイミングで発車して構いません」
もう一回、座席の調節をして、エンジンをかけ、サイドブレーキをぐいっ。
兎田「いきます!!」
検定員「はいどうぞ」
場内を一周ぐるりとして路上へ。
ちょっと進んだところで、停車します。そこが、慣らし運転の終わり。
実はそこで既にミスを犯していて、停車位置のちょっと前が一時停止があるところなんだけど、停止位置よりちょい前に出ちゃって。
やばい!!!って思ったけど、慣らし運転ぎりっちゃぎり…。
何かあると、ペンでシャッ!ってチェックされるけど、しなかったからスルーしてくれたのかもしれん。
いつも通りの道を通って、要チェックの車線間違えもせずにスイスイ。
でも1コースは授業で一回しか走ってない道なので、正直びびっている。
しかも以前、駐停車の授業の時に、いつまでも駐停車出来ずに怒られた道なんだよね。駐停車は検定中二回行うんだけど、明らかに一回はそこだから、言われたらすぐ停まろう!と思っていました。
兎田の場合は一番目なので、二回目の駐停車は交代する時になりますね。
大きい道を通って、結構車通りの多い場所を右折して新道路へ。
そこには坂道があるので、兎田大好き!?なS。忘れませんよ~
でも、そこでちょっと怖い話。
その後、Dに戻した記憶がないんです…終わって交代してから、色々思い出してる時にDにしてないかも…って思い始めたんです。
でも、そのまま運転し続けることはないだろうから、無意識に戻したとは思うんだけど、ずっとひやひやしてました。
坂道を抜けて、左折してすぐ。ここがあの駐停車のとこ!そして案の定。
検定員「いいところで駐停車してください」
兎田「はいっ!」
すぐに周りをチェックして合図して、ハンドルを切り過ぎないように、すーっと。
ハンドブレーキ、パーキングに入れたところで検定員がハザードを押す。
兎田「終わりました」幅などをチェックする検定員。
検定員「発車してください」
五点確認。いつも通りの発車の儀式をして、合図も出して進みます。
その道路は綺麗で広いけれど、人通りの凄く多い道路です。
これが難関でした。正直ここまではそんな難しい道ではないなーと思っていたのですが、とある横断歩道で兎田、痛恨のミス!!!
兎田は左折。横断歩道に人がたくさん。
停止線で待ち、行き交う人の群れをチェック。おじさん、おばさん…子連れ…ベビーカーの人…自転車…途切れません。
あせあせしながら、途切れた!!と発車させた時!!
どこからともなく現れた自転車!!!!(歩道)
まさしく死角から現れました!!兎田はすぐに気づき、横断歩道手前でブレーキ。
元々のろのろしてたので、急ブレーキにもならず良かったけど、もう1秒判断が遅かったら検定員にブレーキ踏まれて一発アウトでした。
心臓がマジで止まりそうになりました…
自転車のおじさんは、検定車に気付いて、先にどうぞーしてくれたんだけど、ダメなので、御先にどうぞーして、行ってから進みました。
思わず検定員の顔まじまじと見ちゃいましたもん。
そこからは少し細めのくねくねした道を行き、停車の指示で停まろうとしたら、トラックが来てトラックも停まるっぽかったので、少し位置をずらして停まりました。
正直、落ちたね…あの横断歩道でやらかしたもんな…と顔面蒼白。
検定員「はい交代ー」
男子大学生「お疲れ様でした」
兎田「ありがとうございます!」
交代し、後ろに座ってシートベルト。
もう泣きそうでしたが、男子大学生の運転もちゃんと見よう!と。
やはり若者、運転が上手い!
ひとつあるとしたらブレーキが結構強め?
スイスイ進んでるけど、1コースと違って2コースは道が細く右折左折が凄く多い!
坂道がない代わりに、運転スキルが必要って感じでした。
一回、何でそうなったのかは忘れたんだけど凄い急ブレーキの時があって。
後部座席に二人のバッグ置いてたんだけど、兎田のバッグは無事だったけど、彼のバッグは転がって落ちてしまいました。
すぐ拾ったけど。このブレーキも減点になるのかな?と他人事ながらひやひや。
そして学校に戻ると、発着所で交代。
兎田が縦列駐車をやることに。
そこでもミス!!
縦列自体はかなりうまくいったんだけど、それで満足してしまって、五点確認忘れて、ちょっとだけ車を動かしてしまい…本当がたってくらいだけど。
すぐに思い出して止まって「五点確認します!!」と宣言して、やってから出ました。
これはどうなんだろうか?
それでまた発着所で交代して、今度は彼が方向転換。
めちゃくちゃうまかったです!!すげーって思いました。
それで、駐車場に車を入れて、二人でじゃんけん。
一人は三人目の子の後ろに乗らないといけないので。彼が負けて、兎田は教室に帰りました。
兎田「お疲れ様でした!」
男子大学生「さっき大丈夫でしたか?カバンすいません…」
兎田「大丈夫でしたよ!」
めちゃいい子でした!
帰ると、2チームは検定が始まっているようで、一人でした。
スマホで、この場合の減点数を調べたり、経験談を読んだりしてひやひや。
なんか色んな経験談があって、路上の時点で、持ち点70を下回ると場内の試験はやらずに帰らされるとか(中止になったということ)
路上の時点でも70下回ると、ここで検定は中止です、学校に戻ってください、や交代してくださいってなったりもあるとか。
一方で、それでも縦列とか最後までやるパターンもあるそうで。
兎田の場合、縦列やったので、路上で70ぎりで、五点確認忘れで落ちたのではないかと考えていました。
もう諦めてスマホで漫画読んでました。
すると兎田チームの2人が帰ってきて、三人で待ち。
2チーム、遅く始まったみたいだけど凄く時間がかかってる。2人だから兎田チームよりは早いか、同じくらいと思ったのに。
兎田チームが終わってから30~40分ほどで2チームが帰ってきました。
そのあと、しばらく待って結果発表~!!
検定員「では、今回の結果を発表します。女子大生さん、合格。兎田さん、合格。兎田チームの男子大学生1くん、合格。兎田チームの男子大学生2くん、合格。2チーム男子大学生くん、残念ながら不合格。」
合格ーーーー!!!!!!いやっほーーーい!!!!
内心サンバ!サンバ!デジャネイロ!!!な兎田でしたが、不合格者がいたので、教室内はシーン…。
気まずい…
検定員「2チーム男子大学生くん、帰っていいよ」
ガッ!!とバッグを持って凄い速さで教室を出ていく彼。
教室シーン。皆まっすぐ前見て固まってる感じ。気まずい。
検定員「合格、卒業おめでとうございます。これから書類を指導員が配るので、教室で待機していてください」
ふあああ!!!やっと気が休まりました。
あんなにミスしたのに合格できたんだ!嬉しくてたまりません!!!
皆もほっとした感じでまったり。
お話好きの指導員さんが来て、書類配ります!と。
一人一人に名前や教習番号を確認しながら封筒を配ってくれます。
中には卒業証明書や免許センターの説明の紙、仮免許証などが入っています。
後は個人情報に関わるものは原簿以外は返却されました。
免許センターの説明などを受けると、兎田と二番目の子以外の2人は学科試験を受けていなくて、この後受けることに。
二番目の子は他にも説明されることがあって、指導員さんと話してて。
兎田は何か卒業式みたいのがあるってネットで見たので、何かあるのかなって座ってぼやーっとしてたら…
指導員「兎田さんは帰っていいんですけど」
えー!!冷たいじゃん!寂しいじゃん!!!
ありがとうございましたとお礼を行ってロビーへ。
兎田は受付に行く理由があったので、行って処理してもらいました。
最後にいつもお電話をくれてお世話になりまくった受付のお姉さんが…
「ご卒業おめでとうございます。」
マジで泣きそうになっちゃいました!!
皆さまありがとうございました!!!サンジばりの土下座しそうでした。
といっても、まだ免許は取れていないのですがね。
卒業しただけである。
この後が本番の本免試験なのである!!!